工学英語語彙指導:何を教えるか、どう教えるか、どう評価するか
日 時:2016年8月31日(水) 14時30分―18時00分
会 場:ヒューリック札幌ビル 5階 カンファレンスルーム5C(札幌市営南北線
さっぽろ駅 9番出口 直結)
〒060-0003
北海道札幌市中央区北3条西3丁目1−44 電話:
011-252-3165
開催趣旨:ESP(特定目的のための英語)教育が幅広い展開を見せる中で、ESPの基盤を構成する語彙の指導についても新たなアプローチが提唱されています。本研究会では、工学英語語彙の選定・教授・評価を共通テーマとして立て、各方面でご活躍の先生方をお招きし、それぞれのお立場からご発表を頂きます。高校や大学で英語指導に関わる先生方、英語教育を学んでいる院生・学部生の皆さん、また、工学者養成教育にご関心のある企業等の皆様のご参加をお待ちしております。
参加資格:どなたでもご参加いただけます。参加は無料ですが、会場準備の都合上、8月28日日曜日までに以下のサイトよりお申し込みください(定員20名)。
申込みサイト: https://goo.gl/ybh81a
プログラム
(下記は仮題です。当日、一部変更される可能性があります。)
1400 開場
司会 石川慎一郎(神戸大)
1425-1430 開会あいさつ
石川 有香(名古屋工業大)
1430-1500 大学院生の発表を収集したコーパスの作成と利用
ハグリー エリック(室蘭工業大)
6年間の英語プレゼンテーション授業で使われた発表の内容を利用して簡単なコーパスを作成した。そこから一番良く使われた単語を出し、eLearning教材を作成して、学生に覚えてもらうようになった。教育管理システムの小テストによりその理解度を評価している。このシステムについて発表する。本学の学部生の多読についても簡単に説明する。
1500-1530 英語教育用語彙表における動詞の扱いについて
園田 勝英(北海道大)
語彙表が英語教育研究の基礎的な資料として有効に活用されるためには、語彙表は単なる語のリスト以上のものでなければならない。付加的な情報としてどのような情報が盛り込まれる必要があるのか、特に動詞に注目して考察する。
1540-1610 工学系の学生が楽しんで受ける語彙テストを目指して
磯 達夫(東京電機大)
英語が嫌いな学生にとって、単語を覚えることも苦痛なら、語彙テストを受けるとこはさらに苦痛である。本発表では、工学系の学生でも楽しんで受けられるような,ゲーム感覚の語彙テストの開発事例をいくつか紹介する。
1610-1640 工学系クラスでの英語の語彙指導の実践
相澤 一美(東京電機大)
英語のインプットが限られている工学系の学生は,意図的な努力をしない限り,入学時から英語力が減退する。対応策として,精選した語彙リストを提示し,意図的な語彙学習を取り入れ,少しでも語彙力を維持・向上させる工夫について報告する。
1650-1720 科研プロジェクト概要紹介
石川有香(名古屋工業大)・伊東田恵(豊田工業大)
1720-1800 総括ディスカッション
本研究会は、H28-30科学研究費補助金基盤研究B「工学英語語彙の自律学習・共通評価システムJ-ENG2の構築」プロジェクト(研究代表:石川有香)の一環として行われます。